2014年8月20日:KAIKA Cafe「大人の学び」

◆日時:8月20日(水)18時~20時
◆カフェコーディネータ:中村香氏(玉川大学 教育学部 准教授)
× ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 土屋恵子氏との対談セッション

<レポート>

「大人の学び」を言いかえると、「意識変容の学習」であり「自己決定型の学習」です。
子どもが、積み上げ式で学習そのものを蓄積していくことに比べ、大人はすでに持っている経験から考える課題や問題をもって、学びに向かいます。すると、自分の課題であればあるほど、学習は促進されます。また、うまくいかなかったことがあっても、そこが考え方や価値観に反映されることで、言動が変わっていきます。(意識変容の学習)

また、自己決定型の学習としては、対談者としてご参加いただきましたゲストの方から、興味深い例を紹介いただきました。

ある研修の時に、参加者が皆、日常的な忙しさにおかれているあまり、講義中も携帯電話のチェックに余念がない状態が起こりました。そのとき講師の人は、「今日は休憩をどのような頻度でとりましょうか?皆さんの一番望む形で組み立てて進行したいと思います」と、休憩や終了時間の設定を参加者にゆだねる問いを投げかけました。
参加者は皆、一瞬とまどいましたが、そこで出た希望にあわせて進行をしたところ、その後は携帯電話チェックは休憩時間にやるように、行動が変わったとのことです。

学習の場をつくる場合にはこうした「自己決定性」を増やしていくことが効果につながる一つの鍵になるでしょう。同時に、常に前提を問いなおすような思考を回し続けることで、言動にも影響する学びのサイクルがつくれるようになっていきます。

ページトップへ戻る