KAIKA Awards KAIKA 過去の受賞組織・取り組み概要

一般社団法人 富士山チャレンジプラットフォーム
受賞テーマ:「富士山登山における事前防災サービス創出プロジェクト」

概要

  • 2014年の多くの登山者が犠牲となった御嶽山噴火災害は、要救助者の「情報収集」が困難であり、安否情報を行政機関や地元自治体間で共有することが出来なかったことが今後の大きな課題と認識された。この災害が登山者の安全確保を考える契機となり、建設、通信、端末、情報分析など12企業が参画する同法人が設立された。現在、登山者の動態データに基づいた登山システムの導入の検討や実証実験を展開している。
  • 本活動は、小型のビーコンを活用したシステムでデータを収集分析し、リアルタイムでの登山者行動履歴のほか、特定の時間帯や箇所での登山者の過密状態を「見える化」するなど、データに基づく富士山登山の実態把握を行い、平時での登山者混雑緩和や非常時における情報伝達や避難誘導へのデータ利活用を目指す取り組みを行っている。

   

評価

FCPの前身からだと2012年からの活動歴がある。3D・ドローン、登山中の健康チェックは、他の山や自然のなかでも活用できるなど有効性が高いと感じられる。当初は「個人」のつながりから始まっており、所属(組織)を超えたネットワーク型のプロジェクトで面白い。企業の中で様々な立場を経験したメンバーだからこそうまく進め、社会的意義のあるアウトプットを生み出していることは評価できる。一筋縄では行かない問題を個人という立場、一般社団法人という器を使い、具体的な実証を進めている。実証実験を行い、データを獲得し、それを活用した社会実装のストーリーを描いており、ベテランらしい活動の進め方といえる。
本業の活動・事業とは別に「ミドルの挑戦・実践」という視点からも、昨今言われている人生100年時代の働き方・生き方への示唆を与える取組みである。

会社概要(2018年受賞時)

住所
〒105-0023 東京都港区芝浦1-8-3 902
代表者
田中 義朗(代表)
事業内容
富士山における登山者・観光客の安心安全システムの社会実装を目指し、様々な現地実証実験を通して、地域における事前防災等にかかる課題解決に寄与することを目的とし、「富士山チャレンジ事業」を推進
HP
https://www.fujisanchallenge.or.jp/