特定非営利活動法人 医療・健康社会研究所
受賞テーマ:「地域の医療を守るプロジェクト ~福島を中心にした若手医師の地域啓発活動~」
概要
- 若手医師ネットワークによる地域啓発活動。個々の医師らはそれぞれの専門分野やテーマを持ちながら、福島を中心にした診療なども行っている。毎週メンバーが相馬中央病院に集まり、各テーマの進捗や今後の地域医療のあり方について報告・情報交換を行っている。また、これらをデータ化し論文などにまとめ、自治体・医療現場・地域コミュニティーに講演会や説明会などを通じて正しい情報を提供することで、さらなる地域医療につなげる活動を行っている。
- 震災後の福島は原発・放射線被害にフォーカスされがちだが、様々な病気や健康不調については放射線自体の問題ではなく、コミュニティーが崩壊したこと(病院に行くのが遅れる、周りで気がつく人がいないなど)や風評が問題の本質であることが多い。同ネットワークの活動は、それらを正しく理解してもらうための活動ともいえる。
- 若手医師にとっては診療のみならず、課題を明確化し、データを分析し、その分析を現場にフィードバックしつなげる、というPDCAを実践できる場であり、医師そして地域医療が互いに進展していく活動である。
会社概要(2018年受賞時)
- 住所
- 〒108-0074 東京都港区高輪2-12-13 レジデンス高輪201号室
- 代表者
- 坪倉 正治(理事長)