KAIKA Awards KAIKA 過去の受賞組織・取り組み概要

ONE JAPAN
受賞テーマ:「大企業若手有志50社による実践共同体『ONE JAPAN』の挑戦」

概要

  • 大企業の若手/中堅社員による有志活動を横串でつなげた実践共同体。いわゆる「大企業病」に悩む若者が自らの意志で動き出し、大企業や世の中のリソースを活用して新しい価値を生み出そうと、50社1,700名が参加し、様々な活動が行われている。
  • 主体的個人&チームが「失敗を恐れない」アクションを同時多発的に実践している。越境学習、オープンイノベーションにつながる「共創」と、それらを促進/継続させる「変化の土壌づくり」の両輪を狙う。三越伊勢丹とONE JAPAN参加企業によるファッションやライフスタイル製品のシェアリングサービスなどの具体的事業も生まれ、今後も新サービスが複数リリースされる予定。
  • 若手主導の活動であるが、各人が所属する各企業において同僚・先輩・上司の理解・支持を得られることも増えてきており、周囲を巻き込みながら、更なる活動の拡大が期待される。

   

評価

ONE JAPANのような活動とつながり方は、1970年代以前生まれの世代にはなかったつながり方であろう。組織と個人の関係性がシフトしていることが暗示されており未来的な活動がイメージされる。本来経営者を補佐する役割が期待されるシニア・ミドルマネジメント層が、打てども響かない組織変革を阻害する要因の一つであるといわれている。本活動メンバー層が現状の立場と役割から、経営者と共にサンドイッチで前述の日本的組織課題の解決に影響を与えていくことを期待する。モチベーションの高い自律的な個人が会社のリソースを使って外とタイアップして活動するのも、これからの日本の経営を考える上で面白いモデル。「個別企業の社員」というアイデンティティにとらわれない自由な活動につながる可能性があることは、現状の閉塞感漂う日本社会にとって一つのよい潮流になり得るだろう。
企業組織の管理下にはない非公式で任意の組織・団体が、実際に企業内の人材開発を凌ぐ成果を見せ始めている点は高く評価されるべきである。ONE JAPANの活動は今までの企業社会や、個と組織の関係に対する問題提起にもなっており、社会的意義はきわめて大きい。ただ、ONE JAPAN自体が任意参加であるため、継続と発展性は現メンバーの努力と創意工夫に掛かっている。現メンバーよりもさらに若い世代につなげていくことが活動の鍵になろう。

会社概要(2018年受賞時)

代表者
濱松 誠(代表)
事業内容
大企業の若手/中堅社員の有志活動をつなげ、コレクティブインパクトを起こすプロジェクト
HP
https://onejapan.jp/

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