KAIKA Awards KAIKA 過去の受賞組織・取り組み概要

有限会社たこ梅
受賞テーマ:「スタッフさんの内的・外的の両面の成長をサポートし、組織として成長する」

概要

  • 170年以上続く「おでん屋」の同社は、「お客さんが親から子、先輩から後輩、友から友へ、つながる!そんな場として百年後も、存在しているようにすること」を目指し、2010年に組織テーマを「学習する組織」と定め本格的に活動をスタート。「学習する組織」構築の構造と手法を、3つの枠組みに整理し、研修が実践されるシステムにより個の成長を促進。自律的に稼働する組織に成長することで、社会の変化や事業継承にも対応しうる組織へと変化を遂げている。
  • 9年に及ぶ取り組みの成果は、店舗運営の考え方・理解が共通認識され、共通言語で意見が述べられるようになったことや、社員の自主性が向上することとして現れており、業績はもとより多種イベントの実行と顧客との繋がりの強化や広がりなどへと展開している。

   

評価

縦・横・斜めにつながるネットワーキング型の仕組みは、特別なリーダーシップがいなくても、なぜか動くような仕掛けであるが、本事例は、価値観をシェアして自ら動けるような仕組みを店主がつくり、従業員が活かしている。飲食業はホスピタリティ産業であり、サードプレイスである。食品を提供するだけではなくコミュニティをつくっている場所である。「(商品・サービスや顧客との関係性における)伝統を守るために創造的である」ということを目指しているように思われる。経営管理上の種々の着想を現実のものとするため,綿密な対話の文化が構築されている。また本活動に関する資源投資は非常に大きいものと考えられるが、人の流動が激しい飲食業界の小規模事業所においては能動的で進んだ取り組みといえる。
他業界と比べて離職や長時間労働が多いといわれる飲食業界において、たこ梅の従業員たちは、「毎日出勤するのが楽しみでしょうがない」と語っている。こうした取組みからくる従業員のやりがいや、仕事への意識改革が他の飲食業界へも波及させる必要があろう。

会社概要(2018年受賞時)

住所
〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中3-17-8
代表者
岡田 哲生(雑用係 兼 五代目店主)
事業内容
弘化元年(1844年)から 170年以上続く「おでん屋」
HP
https://takoume.jp

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