KAIKA Awards KAIKA 過去の受賞組織・取り組み概要

特定非営利活動法人全日本製造業コマ大戦協会
受賞テーマ:コマ大戦を通じた日本の製造業の技術とモチベーションの向上、そして新たなネットワークづくり

概要

  • 「コマ大戦」とは、全国の中小製造業が自社の誇りを賭けて作成したコマを持ち寄り、土俵の上で1対1で戦う大会である。中小企業の製造業を元気にすることを目的に、熱い志を持つ中小企業の有志が集い具現化したのが始まりである。小さなコマを、製造業に携わるプロが本気で設計し、プロの機械を使用して自社の持てる技術をすべて注ぎ込んで製作する。下請けとして産業を支えてきた製造業者にとっては、技術と設備を持っていても、自社製品を創る機会がないケースが多いなか、コマという自社の看板を背負った製品を本気で制作することを通じて参加者のモチベーションが向上。そして、その成果が多くの人の目に留まることで、製造業への興味が高まることにつながっている。
  • 同組織の理事には専従メンバーがおらず、月に一度以上の会議や交流により、今では年間40件にも及ぶ大会が世界も含め各地域で行われている。同団体は、具体的な組織体ではなく、大会自体はその開催地域の自治体や商工会、教育委員会などにより、変化するつながりのなかで運営されているが、その熱い想いをベースに自律的に集まり、さまざまな方とイベントを作り上げている組織体であり、このように同じ想いや理念を共有しゆるやかにかつ流動的に組織がつくられることに今後の組織のあり方をみることができる。同イベントを通じて、参加者同士の交流や事業コラボレーションなど、本業への反映も生まれてきている。

評価

NPOとして組織化されたことによって、商標使用や競技会の窓口そして資金管理といった法人としての活動が整備され、競技会の運営体制が確立されている。情報の集約、一元化という面では課題も残るが継続性が強化されているといえよう。その結果として、競技会を通じた日本の「ものづくり」に関する普及啓発活動および中小製造業間のコラボレーションを促進させていることは、持続性や公益性そして創造性においても大きな価値がある。これらの活動のプロセスにおいては、大会の参加者はもちろんのこと、企業や学校、OBOG、運営側、スポンサーをも巻き込んだ一体感があるが、それは新しい組織体、あるいはシステム(体)のあり方を示しているのかもしれない。

会社概要(2019年受賞時)

住所
愛知県北名古屋市高田寺西の門27
代表者
濱垣 一郎(理事長)
事業内容
中小企業活性化のためのイベント事業、中小企業の技術力の普及啓発事業、中小企業経営に関するコンサルティング事業、キャリア学習に関する教育事業
HP
https://www.komataisen.com/

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