KAIKA Awards KAIKA 過去の受賞組織・取り組み概要

埼玉県庁 Good Cycle Project
受賞テーマ:埼玉県庁 Good Cycle Project ~ 意識とマネジメントの改革 ~

概要

埼玉県庁Good Cycle Projectは、職員一人ひとりの能力と多様性を生かしたチームづくりを通じ、県庁組織を活性化させることを狙いとした活動である。職員一人ひとりが担当業務に誇りを持ち、より主体的に仕事に取り組むと同時に、「チーム」として成果を高めていくために、コンサルタント役の職員(IC:インターナル・コンサルタント)が一定期間伴走。「ビジョン」を話し合って絵で表現するなどにより、チームとして働くための情報共有や繁忙期に助け合うための改善アイデアの実践等、チームの状況に応じた様々な活動を行っている。本事業を立ち上げたきっかけは、「職場の垣根を超える、良い意味での介入が不十分」といった上層部の意見と、若手職員が感じている職場の「閉塞感」を変えていきたいという思い。これまで、知事部局を中心に12チームが活動に参加し、各チームが重点的に取り組んだテーマ(チーム力、メンバーのモチベーション、ビジョンへの意識)では、職員の意識面でよい変化が表れている。

評価

一連の活動を通じて、チームメンバーの業務に対する主体性が高まり、協働感が生まれ、職場の閉塞感解消に繋がる仕組みとして機能しだしている。ICが組織課題解決手法を習得し、チームに伴走して課題解決する手法は、民間企業でも用いられている組織開発と同様で、目新しいわけではない。ただし、当初から実務面への落とし込みと継続性をねらい、スモールスタートによる実績の積み上げを行ってきた姿勢は注目される。行政組織においても、チーム変革による風土改善・改革ができるということを体現した事例である。

行政の仕事は、数年単位での異動も多く、担当業務を個々人が抱え込む「個業」になりがちであるが、そこに課題意識を持ち、縦割りの弊害を脱却しようという点が契機となっている。「これまでより早く課題を腹落ちして業務に取り組めた」という声も出ているが、本来の目的に向かって仕事に取り組む状況は、モチベーション向上、組織活性化にもつながる。庁内でのさらなる広がり、また、他の自治体の参考となっていくことが期待される。

会社概要(2020年受賞時)

住所
〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
事業内容
地方自治体
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