KAIKA Awards KAIKA 過去の受賞組織・取り組み概要

トレンドマイクロ株式会社 コンシューマビジネス
受賞テーマ:「短期間の意識変革と自律型組織への変貌~イグアナ&シーラカンス活動~」

紹介理由

  • 環境変化に対する健全な危機意識が部門全体に共有されている。
  • 正規の組織体制と、バーチャル組織体制(イグアナ&シーラカンス)の融合が、自律型組織への変貌の鍵となった。
  • 部長層は、自らを課長層の支援者として役割を再定義している(「シーラカンス」活動)。
  • 課長層は、自らが目標を掲げ、共有し、自律的に8つの実務直結プロジェクト活動を続けている(「イグアナ」活動)。
  • 部長層、課長層ともに、各々の役割や活動が腹に落ちており、自律的に活動サイクルがまわっている。
  • 一連の意識変革、行動変容が1年未満に行われている。
  • 組織の縦横ラインにおける情報共有と課長層への権限委譲が、短期間の意識改革を後押しした。
  • 次期リーダー、中核的人材が確実に育っている。

取り組み概要

トレンドマイクロのコンシューマビジネスは、長年、『ウイルスバスター』というヒット商品に支えられ、好調を保ってきた。
しかし、環境変化の中、単体商品のみの売上構造に危機感を持つようになった。

一方で、数年前までは、組織内の縦横のコミュニケーションに課題があり、信頼関係が希薄な状態にあった。新規ビジネスを出し続けられる組織になるためには、それを支える風土とリーダー層の継続的な輩出が必須であると思い至った部長層は、人事と協力しながら部門メンバーの意識変革をはかることに着手した。

2011年10月、部長層と課長層の間のギャップを埋めるべく、部長から課長・リーダー層が参加する合宿が企画された。
真剣な議論の中、課長層の本気モードに火がつき、そこから課長層が中期計画を描き、その実現のために自律的な8つの活動が始まった。

この背景には、部長層も議論の末、自らの役割を課長層の支援者と認識し、「指示型」から「任せる」スタイルに変化したことが影響している。

中期計画ならびに8つの活動は2012年1月頃より稼働しはじめたが、既に2011年10月から課長・リーダー層は自らを「イグアナ」と命名し、それに刺激され、部長層は自らを「シーラカンス」と名付けた。

「イグアナ」と「シーラカンス」はそれぞれ、週1~2回の密なミーティングを重ね、同時に、活動のチームリーダーを務める「コア・イグアナ」と「シーラカンス」との定例ミーティングも週1回催されている。
これらは本来の組織ラインとは別ラインになるものの、公認されており、組織の柔軟な動きを後押ししている仕組みである。

「イグアナ」「シーラカンス」のメンバーそれぞれはこの活動を通じて「個人のダイナミズム」が発揮され始めており、また意識変革を機として「組織のダイナミズム」も引き出され、価値創造プロセスへの流れが強まっていく活動である。

会社概要

住所
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー
代表者
代表取締役社長 兼 CEO エバ・チェン
事業内容
コンピュータ及びインターネット用セキュリティ関連製品・サービスの開発・販売

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