近年、「表彰制度」を見直す機運が高まっています。
「ユニークな表彰制度をベンチマークしたい」「社内の表彰制度を復活・新設したい、見直したい」あるいは「社外の権威ある表彰を受賞したい」といった相談があり、その意図としては社員のモチベーション向上や組織活性化、例えば改善や新事業提案数の増加、よい事例の共有、社内コミュニケーション向上、そして客観的な指標など様々です。
表彰といっても様々な分野、様々な対象があります。
また
という分け方もあります。
■ 種類
改善提案、新事業提案、横断型貢献、人助け、コミュニケーション
■ 求める成果
モチベーション向上、(提案)案件数の増加、コミュニケーション向上、組織活性化のための事例共有 など
■ 種類
経営や組織のあり方(経営、働き方、業務改善など)、職種別(マーケティング、人事、デザイン、生産・製造など)、業種別(サービス業、ものづくりなど) など
■ 求める成果
ブランド・認知度向上(事業や採用に影響)、客観的指標・フィードバック、社内モチベーション・社内認知度向上 など
これら成果を求め、「表彰制度」の導入検討、導入が検討されます。
ただ重要なのは、表彰はあくまでもツールであり、表彰の制度があればそれでOKというわけではない点には留意が必要です。むしろ人事制度をはじめとする多くの制度やルールと同様に、その制度自体よりも運用の方が重要であり、「やり方」次第では、プラスにもマイナスにも寄与します。
それを理解したうえで、内部・外部含め表彰制度を上手に活用し、組織の求める成果につなげる。「表彰」は結果のみならず、その途中のプロセスにおいても、組織に気づきを促してくれるはずです。