コラム「働き方シフトによる組織づくり」Vol.4

Vol.4  「多様な働き方」を考える

組織の規模と限界について

人類学・進化心理学者であるロビン・ダンバー教授は、脳の前頭葉の発達と群れの大きさが比例することに着目し、組織や規模の限界をしめす150というダンバー数を提唱しています。つきつめれば組織とは、相互の動きが見える範囲でないとそれぞれの働きが見えず、大きすぎたり幅が広すぎる組織は効率がわるく生産性が落ちていくという数字です。なかなか示唆に富んだ考えです。 150という数が絶対的ではないとされますが、我々の経験値のなかでも実感できることです。10名くらいの組織ならば、声を掛ければ集うこともできるし、各人の体調や言いたいこともわかり、機動的に何らかの業務に取り組んでいくことはできます。100名程度であればなんとか名前と顔も一致するし、たがいに性格や特徴もわかるでしょう。しかしそれがさらに増加していくと、そもそも記憶の限界が生じる...

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